長崎に行った時、ローカルの塩辛をリサーチし、これは是非食べたい!と思っていたのがエタリの塩辛。
雲仙市の小浜温泉まで行って買えました!
エタリの塩辛とは?
エタリとはカタクチイワシの地方名。
エタリの塩辛とは、橘湾で獲れた新鮮なカタクチイワシを塩とあわせ樽に入れ、稲ワラをかぶせて重石をして熟成させた食品です。
昔から、橘湾沿岸の千々石、小浜、南串山の地域では、秋の彼岸前後に漬け込みを行い、冬場の保存食として欠かせないものでした。
近年、強い塩気を敬遠して食べる人も作る人も少なくなり、さらに原料が手に入りにくくなったこともあり、このまま食卓から消えてしまいそうになっていました。
しかし、この伝統食を次代まで伝えたい、残したい、という思いが通じ、2005年にスローフード協会国際本部の「味の箱舟」計画に登録されました(国内最初の9品目の一つ)。
http://tenyo-maru.com/index_qhm.php?エタリの塩辛
私が購入したのはヤマジョウのものですが、天洋丸をはじめ複数の生産者が瓶を統一して、エタリの塩辛の販路拡大を狙っているようです。
ZIP!うまいもんジャーニーおかわり!の、マーティン朝ごはんファイルでも紹介された塩辛。
マーティンと同じくまずはご飯にのせて。まあ魚臭さとか癖はあります。予想通り、とてもしょっぱいけど、鯖の塩辛よりもマイルド。ご飯にのせて食べるにはちょっとハードル高いかな~、な印象でした。普通に美味しいけど、人を選ぶ。
食べ方を載せた紙が付けられてたので参考にしました。
エタリソース(ニンニク、オリーブオイルで炒めたもの)をジャガイモにかける
美味しい過ぎる!これはホントおすすめ!!
酢で洗って大根おろしと一緒に
日本酒に合う!煮干しの刺身です。煮干しは干してあるからそんな訳ないけど、食べたらその感覚になります。
アヒージョ
溶けてなくなる。パンをオイルつけたら美味しい。ワンランク上のアンチョビです。
缶詰のイタリアのアンチョビに近いけど、製法が違うんだと思います。アンチョビは熟成時に稲ワラは使わないはず。あとエタリは内臓入ってるけど、アンチョビは内臓を取り除いてるはず。
アンチョビのように缶詰ではなく要冷蔵なのが、ちょっと使いづらいですが、生感と深みがエタリの方が圧倒的に強く料理におすすめです。癖になる逸品。残したい伝統。
時期によっては、通販でも買えるようなので、皆さん是非!
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