とにかくしょっぱい塩辛が、静岡の西伊豆にあるとの情報をゲット。しかも店舗があるらしいとの事で、行ってきた。
「伊豆塩辛」の、のぼり旗。
店内に入ると老舗を物語る新聞記事がある。
常温で陳列されたかつおの塩辛と、ポップを見て期待が高まった。(常温陳列は、他に桃屋のいか塩辛しか知らない)
さあ、いざ実食。匂いヤバ!とにかく臭い。食卓に居た奥さん子供皆鼻をつまむ。「しょっぱっあ!」味は予想どおりの塩辛さ。桃屋のいか塩辛よりもしょっぱい。ワタが入っているし、魚だし、ハードコアの見た目通り、癖すごい。
ご飯のせては食べられない完全に酒の肴。チーズ酒盗乗せ、感覚でチーズ乗せでやっと食べられる。
塩辛という発酵食品も、腐りやすいイカを保存するために生まれた工夫の一つ。
藤井建夫さん かしこい生き方のすすめ COMZINE by nttコムウェア
最近は要冷蔵の塩辛を目にすることが多くなりました
そうですね。でもそれは「塩辛ライクな塩辛」。今は低塩分、ソフト化が好まれているでしょう? ソフトとは、水分が多いということ。塩分も10数%というのは歓迎されません。ですが塩が少ないと腐敗しやすくなって自己分解させる時間をおけないし、低温で貯蔵するから酵素が働かない、つまり本来の塩辛は出来ない。そこで生のイカにアミノ酸を加えて塩辛のような味にするというわけです。
藤井建夫さん かしこい生き方のすすめ COMZINE by nttコムウェア
また、農学博士の藤井建夫さんのインタビューを思い出したが、今の塩辛はそのほとんどが塩辛ライクな塩辛だと思うが、このかつおの塩辛は、その点今は稀なリアルな塩辛だと思う。
このしょっぱい塩辛が、古来の塩辛を教えてくれる。塩辛道はやはり奥が深い。しっかりと歴史を勉強していこうと思う。
通販でも買えるし是非リアルな塩辛をご堪能ください!
【楽天通販】〈ふるさと納税〉田子丸の「大酒のみの友 鰹塩辛セット」